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2018.02.21
ハードディスク以外の記憶媒体の消去

ハードディスク以外の記憶媒体の消去



フラッシュメモリー
USBメモリやメモリーカード(SDメモリーカード等)のデバイスについては、フラッシュメモリーの特性上、書込の前に記憶ブロックをいったん消去する必要がある。しかし、OSまたはデバイスのウェアレベリング機能により、同一のファイル(または論理ブロックアドレス)を上書き処理しても、フラッシュメモリー上の同一のブロックに書き込まれる保証はない。この機能が働く場合、単一のファイルへの上書き処理は、古いブロックにデータ痕跡が残ったまま新しいブロックに上書きされることになり、データ完全消去の意味を成さない。
そのため、後述の#オペレーティングシステムの標準コマンドを用いた消去処理の例の手法では、OSから見るとパーティションの全部や一部、またはファイルにデータの上書きを行なっているが、フラッシュメモリー内部では記憶ブロックの配置換えが頻繁に行われるため、ほとんど有効でない。
フラッシュメモリーの特性上、記憶ブロックをいったん消去する事は頻繁に行われるが、このブロック消去はデバイスの内部処理で行われるものであり、OSからの通常のデータ書込コマンドによっては、必ずしも行われる保証がないと言うことである。
逆に言うと、フラッシュメモリーデバイスの専用ツールを用いて、ディスク全体に対して記憶ブロック消去コマンドを発行する処理はSecure Eraseと呼ばれるが、それは、データの完全消去に有効な手段となりうる。ただし、記憶ブロックを消去した直後のフラッシュメモリー素子の物理的なレベルでの残留情報不存在の完全性は十分に研究されていない。
また、カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究により、専用のハードウェアを用いれば、OSがアクセスできない場所にある一時データを読み取れることが可能だと判明した。このハードウェアは残留磁気探索装置に比べ遥かに安価に作れるため、OS上で行う消去では十分なセキュリティは保てない状況となっている。
[icon] この節の加筆が望まれています。
Flash SSD
Flash SSDの場合は、単純なフラッシュメモリーと比較した場合、高速化、性能維持や記憶素子寿命の向上のために、コントローラーがより高度な管理、制御を行う。
例えば、ハードディスクドライブでも行われる所の、代替ブロック処理(ブロックが書き換え寿命に達すると自動的に予備領域から代替ブロックを割り当てる)については、単純なフラッシュメモリーデバイスではそのような機能を備えないかまたは簡易な処理が多いが、Flash SSDについてはハードディスクドライブの代替に使われる事から、代替ブロック処理ひとつをとっても、より複雑、高度な管理がなされている。代替ブロック処理が行われればハードディスクの場合と同様な問題が生じる。
また、記憶素子としてフラッシュメモリーを用いるため、前述の通り、ハードディスクに比べてデータの完全消去が難しいことから、利用する場合は、利用開始時に暗号化を行うか、利用後に物理破壊する事が望ましい。
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光ディスク (CD等)
CD/DVD/BD等の光ディスクの場合。
追記型(CD-R、DVD-R、BD-Rなど)
1回書き込んでしまうと消去や上書きができない仕様なので、物理的破壊以外に有効な方法はない。
書換型(CD-RW、DVD-RW、DVD-RAM、BD-REなど)
CD-RW等については、ISO 9660やUDFに基づいてデータを上書きする必要がある。通常はライティングソフトウェアで処理する。
DVD-RAMについては、OSのファイルシステム経由で上書きが可能である。
いずれの場合も消去の完全性(部分、処理、残留情報不存在)について十分検証されていない。
光ディスクは単価が比較的安価な事から、廃棄の際には物理的破壊が推奨される場合が多い。それでも各種媒体ではよく、「割れば大丈夫」と言う論調があるが、完全消去と言う観点では、次の行為は不十分な処理である。記録層を粒子状に粉砕すれば完全消去が可能である。
数カケラに割る
光ディスクは1層、多くても2層の薄膜状の記録層を、樹脂表面に[9]貼付けた構造である。記録層を高度な技術をもってカケラから剥離し繋ぎ合わせることで、専用の探索装置を用いて解析することにより、わずかな部分でもデータを復活させていくことも、不可能ではない(ハードディスクと違い、そのような事実の公表はない)。
分割して破砕する場合は、紙シュレッダーと同様に、破片が細かいほど記録面の復活が困難になる。ただし、記録密度は紙よりも遥かに高いことに注意が必要である。
ディスクの下の面[10]に浅く傷を付けるだけ
これは全く不十分である。記録層に損傷が無い可能性が高く、樹脂表面をある程度の研磨技術により平らにすれば、すぐ読み取りが可能である。
上の面には記録層が貼付けてあるので、こちらに傷をつけるとよい(ただし、1層記録の場合)。前述の記録層の理由から、深いほど、細かいほどよい。2層記録の場合は割った方がよい。
手で割ったとみられる光ディスクの例(写真はDVD+R)。手でディスクを割ることは極めて危険である。
なお、プレス式のCD-ROM、BD-ROM等については、追記・書換式の光学メディアと違い、プラスチック面に凹凸が記録されており、反射膜はレーザーを反射するために塗布されるだけである(なおプレスCD等はデータを多数配布するのが目的のため、データの完全消去と言う視点にはなじまない)。また、手でディスクを割ることは極めて危険な行為であり、破片が飛び散るおそれがあるため、市販のブランクディスクメディアの使用上の注意には「手でディスクを割らないで下さい。破片が飛び散り、大変危険です。」などと記載されている場合があり、メーカーなどの業界でも注意を呼び掛けている[11][12]。
光磁気ディスク(MO)
光磁気ディスク(MO)については、OSのファイルシステム経由で上書きが可能である。消去の完全性(部分、処理、残留情報不存在)について十分検証されていない。

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